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坐骨神経痛

80代後半男性の患者様です。

 

お尻から太ももにかけて、まるで電気が走ったかのように「強い痛み」や「しびれ」を感じる。整形外科では、脊柱管狭窄症の疑いと言われたが症状が改善しない。典型的な坐骨神経痛の症状です。整形外科に通院するのもつらそうなご様子を見かねた長女さんからご相談を受けました。

 

整形外科では、温熱療法や電気刺激療法を行っていましたが、治療直後は若干楽になるものの、少し歩いては痛みが通り過ぎるのを待つという歩行状態でした。

 

坐骨神経が通っている部分を中心に、低周波の電子鍼を使って治療します。1度目の施術でずいぶん楽になり、久々にぐっすりと眠れたそうです。2度目の治療は、電子鍼+お灸です。痛みが嘘のように軽くなって、歩行に支障が無くなりました。

 

 

ご本人(ご家族)にもお灸をしてもらうべく、ツボに印をつけて差し上げます。

 

治療に最適なツボは、症状に応じて移動していきます。患部の触診によって患部を的確に読み取って、鍼・お灸を施す位置を決めていきます。ツボの位置さえ正確なら、市販のお灸で十分効果が出ますが、一般的な図解だけでは、場所を確定するのは難しいですね。