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ADLの向上

ADLとは、Activities of Daily Livingの略です。

以前で来ていたことが、また出来るようになった。手助け無しで、自分でできるようになった。何気ない日常生活の動作(Activities of Daily Living)ができるようになると、気持ちが明るくなって、さらに挑戦しようという気になってきます。

 

今回の患者さんの例がそのよい例です。腰痛、左大腿部の痺れ、右頸肩部痛など、アチコチに不調があり、思うように体を動かすことができませんでした。

 

しかし、手の痺れが取れたことでご自身の身体に自信がつき、近所の薬局までのお買い物に挑戦する気持ちが出てきたのです。実際歩いてみると、施術によって腰の歪みも改善されたため、以前は途中立ち止まって休まねばならなかったのが、休まず往復することができました。

 

私が目指している治療の目標もそこにあります。患者さんのADLを高め、それによってQOL(Quality of Life)を高める。また、さらに一歩進んでIADL(Instrumental Activities of Daily Living)の向上に努めるというのが、モットーです。